にしてつグループ社会科見学:日本トップクラスのバス運行マネジメントを調査せよ!

福岡テンジン大学福岡テンジン大学

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福岡の街をキャンパスに、誰もが先生・誰もが生徒になれる「福岡テンジン大学の授業」を、ボランティアスタッフによるレポートでお届けします。

【コラボレート授業】 にしてつグループ

この授業は、“まちに、夢を描こう。”をコンセプトに福岡のまちづくり企業でもあるにしてつグループと、体験型のプログラムを通してまちとの接点をつくっていくコラボレーション授業です。

http://www.nishitetsu.co.jp/

福岡の街中を走るバス達。私たちにとって普通の光景ですが、西鉄バス全部が一日に走る距離の合計はなんと地球10周分(!)にも達します。その当たり前がずっと続く理由やそれを支えているのは一体何なんでしょうか?今回はその秘密を体験する授業に出かけて来ました。

集合場所はバスターミナルの貸切バスの乗り場(0番乗り場!!)。のっけからレアなバス体験が待っていました。西鉄バスづくしな一日の始まりです。

バスの中ももちろん教室です。自己紹介から始まり、バスについての話を聞いたり話したり。西鉄社員の平井さんからは西鉄についてのお話もお聞きしました。西鉄には長ーーい歴史や深ーーい特徴が有ります。
(西鉄はグループで日本一の台数のバスを持っているんだそうです!)

そして教習所に着くと先ずは座学です。どんな人としてバスに乗ってみるかのチーム分け(外国人観光客やファミリー、高齢者グループ等)や、”一日社員”として、レクチャーをビシッと受けました。ちなみにバスの運転士になる為のプランは丸々1ヶ月!とっても濃密なんですね。

説明の中では所長から聞いた「皆さん、バスに乗るときに役割を分けましたけど、(例えば高齢者の気持ちになったりして)その人の目線でバスに乗ると印象は本当に変わります」なんかは、目線を新しくさせてくれる、本当の学びの言葉だったんじゃないかと思います。


座学の後は実習へ。その前にまずは運転士さんが運転の前に行うアルコールの呼気検査を体験です。初めて見る方も多かったのではないでしょうか。西鉄では乗務前の飲酒への注意も徹底しているそうです。その心がけって大切だよな、と感じる時間です。

そしていよいよ教習の現場へ出てのレクチャーです!

先ずはバスの死角について。

「普通にそこに居そうだなー、そんな動きしてるよなー」と思う所が運転手からは見えていなかったり、「あ!それ良く見る!」となった動きが見えない角度を見る為の動きだったり。「へぇ!」の連続です。安全な運転は確かなトレーニングが支えていたんですね。


バスが実際に走るシーンも有りましたよ。教習のコースをプロの運転士さんの運転するバスで周ってみたり、S字クランクを走るデモンストレーションを見たりしました。
(あと、急ブレーキの体験は怖かったっす…)

もし自分が運転してみたら、、なんて思いながら見てみると、そのスムーズさは素人じゃ絶っっっっ対に真似できないと改めて感じました。


午後は教習所でワークショップ。

それぞれの目線(高齢者や外国人観光客、通勤など)で「安心・安全なバス運行に向けての魅力アップや改善ポイント」について話し合いました。



各グループには職員の皆さんも参加して、終始ワイワイとした雰囲気。プロからの生の声と利用者の目線が重なり合います。皆さん何度もうなずいていたのが印象的で、ついどんな話をしているのか聞きに行きたくなっちゃいました。その後の発表では様々な意見を頂きました。

通勤・通学客チーム
「よく見てみると車内には手すりが沢山ついている」
「運転手からの声かけ(降りるときは自転車の飛び出しに気をつけて)は意外と多い」だったり、
「運転士さんの独特の声が聞こえにくい」なんて意見も。確かに独特ですよね。確かにどうやって出してんでしょう。

地元高齢者チーム
「細かい所への目配りが良く効いている」
「安心安全は人が作っている」

子連れファミリーチーム
「ベビーカーの大変なときも運転士さんに声掛けして」
「ラッシュ時に困る人は営業所から混雑を避ける為のアドバイスをもらえる」
「ベビーカーを留めるベルトが充実してるとありがたい(という改善への意見)」

外国人旅行者チーム
「40年運転士をされていた方からは車内の言語の表記が段々増えたり対応して行く様子が伺えた」
「あと、バスの運転がすごく昔に比べたらとても優しくなった」


どれも、バスの中で見られる光景の一つ一つがその時その場面に関わる人同士で作られているのがよく分かる話です。だからでしょうか。最後にコーディネーターの岩永学長からは、「運転が自動化に向かっているという話題が有るけど、西鉄バスはしばらくしないんじゃないか。だってこれだけ沢山のやる事と人の工夫が有るんだから」という、今回の授業のテーマ=”安心・安全の理由”のど真ん中を突く言葉も出て来ました。

今度バスに乗ったときは、当たり前に走るその裏側の話題で盛り上がるのも良いですね。
(アンバサダーの皆さん、よろしくお願いします…!!)




(ボランティアスタッフ 山路 祐一郎)

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