2015年7月24日 1時59分
【志賀島】気になるあの小屋は漁師さんのチクチク・ヌイヌイ作業所だった
【志賀島】気になるあの小屋は漁師さんのチクチク・ヌイヌイ作業所だった
梅雨明けた?んじゃなかろうかの今日の志賀島。
熱い・・暑い・・このまま海に飛びこみたい・・
涼を求めてフラフラお店の外を歩いてみると・・・
シカシマサイクルの隣の隣。
下方作業場という小屋で、黙々と、淡々と作業している一人の姿がありました。
おや、このお方は
以前シカシマサイクルのワカメイベントでお世話になった漁師の和敏さんではないでしょうか?
「なにをしているんですか?」
「網の修理ばしよるったい」
聞けば10月からはじまる「サワラ流し網漁」の準備のため網の補修をしているとのこと。
この網、めっちゃ大きくないですか?
長さは900mくらいあろーとのことです。ひえー
去年の「サワラ流し網漁」で船などに引っかかって破れてしまった箇所を今の仕事、サザエ漁の合間をぬってコツコツと編む。という作業を4月からとりかかっているそう。
「んじゃなきゃ終わらん」って。約900mの網が9つ・・なるほどそれは時間かかりますね。
今年は4,5年ぶりに100目(1目が四角■1個分)の網を新調したそうで
「輝きがちがかろうが」と和敏さん。
(左:古い網 右:おニュー網)
なんでかわからんけど、古い網には魚はひっかからん。
あたらしい網じゃないと。そうなっとうと。だとか。
補修作業もさすがの手つき。するするっと、スイスイっと。
見事な手さばきです。
漁の仕組みも教えてもらいました。
この網の一目にサワラが突っ込む。頭が引っかかる。
採れる。なるほど。(写真:サワラ=タバコ)
博多湾や玄界灘で行うサワラ流し漁
多い時は一回で160匹のサワラがとれたこともある!らしいです。もちろん全然とれないときもある。
漁は始まってみないとわからない。今年もサザエは多いけど、アワビがすくない。自然相手の仕事。
こういった修繕作業、コツコツと丁寧な仕事ぶりが日々の漁仕事に関係してくるのですね。漁師さん裏方の仕事ブリを垣間見ました。
去年島のみなさんと一緒に開催した餅つき大会。みんなでついて、丸めた餅で食べたお雑煮にサワラの姿がありました。博多の雑煮はブリを使う家庭が多いですが、志賀島のお雑煮はサワラが入ります。塩漬けされ、いい味がでるサワラのお雑煮はとってもおいしかった!
「来年は和敏さんが釣ったサワラを食べさせて下さい」と告げようとしたときに志賀島の5時のサイレンが。それにあわせて和敏さんの今日のお仕事も終了です。
大海原に広がった網見てみたいですね。
「この網の補修作業が終わったら、私も漁につれてって〜」
和敏さん今日もおつかれSUMMERでした!
shikashima cycle ( rental cycle & cafe )
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