デザインするように分析したデータを組み合わせる:二瀬 慎

KARNEL(カーネル)KARNEL(カーネル)

KARNEL(カーネル)

KARNEL(カーネル)

全国で活躍する九州・山口出身者にスポットライトをあて、新しい「繋がり」の創生にチャレンジしてまいります。

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デザインするように分析したデータを組み合わせる:二瀬 慎

CCCマーケティング株式会社 マーケティング本部 ユニット長 兼 マーケティングプラットフォーム本部 シニアコンサルタント

二瀬 慎

1976年 長崎県・大村市出身

1995年に九州産業大学芸術学部に入学し、 1999年に同大学デザイン学科 研究生として在籍。2000年、印刷会社のプランニング部門にて デザイナーとしてクリエティブ制作、 企業の宣伝販促業務を担当。 2002年、東京支社に転勤し、 ディレクターとしてダイレクトマーケティング領域をメインとした、企業のプロモーション、WEBサイト制作、デザイン、企画業務全般に携わる。 2008年 、TSUTAYA、Tポイントを展開する カルチュア・コンビニエンス・クラブに入社。 T会員6000万人のデータベースを軸に 大手メーカー、リテーラーの マーケティング活動を支援。 2014年、福岡に特化したキュレーション型の フリーペーパー『TSUTAYA VOICE』を創刊。 2017年、長崎県大村市より要請を受けおおむら創造会議委員に就任。

「TSUTAYA」の書店事業を中心に、エンタテインメント事業、Tポイントを中心としたデータベース・マーケティング事業などを行うCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)。そのマーケティング事業に、デザイナー・ディレクターという異業種のキャリアから飛び込み活躍する人がいる。出身は長崎県・大村市で、地元でおおむら創造会議委員も務める二瀬 慎さん。「どのデータをクロスさせて、ソリューションさせるかはデザインだと思うんです。そのイメージ力はプラットフォームを作る時にも重要ではないかと」と、福岡でクリエティブ職としてキャリアをスタートさせた経験も活かしている。今回は、元大名小学校内(福岡市中央区)にあり、CCCが運営に携わる『STARTUP CAFE』にて、現在のお仕事内容から地元・長崎県大村市での活動までを聞かせてもらった。
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CCCマーケティング株式会社のマーケティングプラットフォーム本部での、仕事内容を聞かせてください

言葉だけ聞くと難しそうな部署なんですけれど、お客様のニーズが多様化してきている中、企業(サービス提供者)側が、お客様のことをよく理解する必要があるので、我々がお預かりしている約6000万人のライフスタイル・データベースを軸に分析を行ない、メーカーさんやリテーラーさんといった企業のマーケティング活動を支援させていただいます。前年まで、私自身は20名ほどの部署の管理職を兼務して動いていたのですが、今年は企業や消費者さまにベクトルを外に向けて行動できればということで、業務をスリムにしてシニアコンサルタントとして少し身軽にさせて頂いています。

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なぜ、データマーケティングの分野へ行こうと思ったのですか?

元々、芸術学部出身で、グラフィックデザイナーとして福岡で働き始め、ダイレクトレスポンスの領域で仕事をしていました。その領域のクライアントさんが東京に増えていき、それがきっかけで東京へ転勤し、ディレクターとしてもダイレクトレスポンスの領域でさまざまな制作に携わっていたんです。
その時、デザインを“誰に”効果的に伝えることができるかと考え、“誰に”が分かるのはデータではないかと思い、データって大事だなと考え始めました。そのデータを持っているのは、どこだろうと自分なりに調べ、CCCのドアをノックした感じです。今後、データベースによるマーケティングが重要になってくるだろうと思っていたのと、CCCはTSUTAYAを展開していましたし、自由度が高く、ビジョンに“世界一の企画会社”を掲げ、トライ&エラーで様々なことにチャレンジしていたので、おもしろそうだなぁと思ったのがきっかけですね。

福岡で発行されている『TSUTAYA VOICE』創刊の経緯などを聞かせてください

当時、九州エリアのメディア担当をしていまして、広告代理店さんから「地場の企業さんからの出稿もしたいんですけど」と問い合わせを頂いていたのですが、その頃はTSUTAYAに置いてある全国向けのフリーペーパーしかなく、なぜ地場に特化したものがないんだろうと思っていました。それで、地場の企業さんが出稿できる媒体としてというのが一つと、福岡に住んでいた頃はカフェやレコードショップなどいいお店がたくさんあったんですけど、どんどん減っていっている状況の中、福岡の若い人々に地元の情報を伝えていけたらいいなという思いから3年前に立ち上げました。表紙は福岡にゆかりのある方々に登場してもらい、中面は音楽を中心に、DVDやコミックなどを福岡の情報と合わせて紹介するような構成になっています。創刊から3号目くらいまでは制作に携わってきたのですが、自分は東京にいながら、出稿主など探す営業活動から、デザインのクオリティチェックまでと、全てを担当していたので苦労はしましたが、思い出に残っていますね。TSUTAYAとして表現する場があり、地場の情報を発信できるというのは強みだと思います。

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2017年に長崎県大村市のおおむら創造会議委員に就任されたとのことですが、
どのようなことをするのでしょうか

経緯としましては、同級生が市議会議員をしておりまして、どうにかして商店街を活性化できないかということを議論する中、彼は私がデータを使ってマーケティングの仕事をしていると知っていたので、議会でマーケティングの活用を話してきたようなんですけど、なかなか意見が通らなかったんです。自分も地元を良くしたいなと思っていましたし、地元・長崎の大村から、福岡、九州へとつながっていけたらと思っていたところ、その彼が市長選に出馬することになりました。私もサポートさせてもらい、マーケティングは「最適」、リサーチは「調査」と多くの方にも伝わるようカタカナを日本語にして応援スピーチをさせてもらいました。そして、2年前の11月に同級生が市長になったんです。

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市長はシティセールスのあり方についても重要視していましたので、プロモーションやプランニングなどのプロフェッショナルを大村市出身の方や、隣の島原、諫早出身の方などジャンル別に集めたのが始まりですね。
大村市だけで捉えるのではなく、まわりの5市5町を合わせると人口は100万人になるんですよ。大村市には長崎空港があるので、そこを基点とした5市5町の経済圏で考えているので、島原や諫早の方にも入ってもらっているんです。
その中で、例えば長崎空港を24時間化すると、どういう効果が得られるのか、といったようなことを話しあい、自治体の中だけでは出てこないような企画などを提案しあって、シティセールスについて考えています。
それから、歴史的には、もともと大村藩があり、長崎に出島ができて開けていったんですけど、それまでは長崎市内は坂が多く、平野のある大村が中心だったようです。現在、高齢化により住みやすさを求めると平地がいいというところで、少しずつですが何もしなくても人口も伸びているんですよ。今後は、新幹線の駅や県立図書館を建てられる動きもありますが、建てたあとに何をするのかが大事なので、そこまでを考えていけたらと思います。
委員に入るにあたって、直属の役員に相談したところ「地方の課題を中からキャッチアップできる機会はなかなかないし、エリアに対して会社としてのどういう貢献ができるかということにつながってくるので、やっていた方がいいぞ」とプッシュして頂き、二足のわらじを履かせてもらっています。

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長崎空港
市内の風景(航空写真)
大村市内の航空写真
新幹線工事風景
新幹線の工事風景
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フラットな雰囲気の中で行われる会議の様子
画像提供:大村市

出身地である大村市の好きなところなどを聞かせください

なんといっても、ベタ凪の大村湾へ沈む夕陽は本当にキレイです。そのシーサイドをJRの大村線が走っていまして、列車からの景色もいいんですよ。その湾の中に長崎空港があるんですけど、知らない方が多いのですが、海上空港としては世界初のなんですよね。そんな大村湾の周囲は1周160kmくらいですので、3万人規模で開催されている「ツール・ド・東北」のような自転車でロングライドして街を見るようなイベントができたらいいなとも思っていたところ、年内の開催か計画されたようてす。
大村湾の夕日
大村湾の夕日
長崎空港に沈む夕日
長崎空港に沈む夕日
ハナショウフ
ハナショウフ
サクラと板敷やくら
サクラと板敷やくら
画像提供:大村市



距離もちょうどいいですし、海沿いには、自転車じゃないと気づかないような路地やお店があるので、イベントを通して地元の特産品など知ってもらいたいです。あと、桜や花菖蒲の名所なども巡ってもらいたいですね。宿泊施設なども必要になってくるので、空き家を再利用できないかとか、いろいろと考えが膨らみます。小さな頃から釣りなどをして親しんできましたし、大村湾に育てられたといっても過言ではないくらいなのですが、あのフィールドを活かした色んな可能性があるのではないかと。
また、今後は個人の力が必要になってきて、プロジェクト単位で個が集まって仕事をしていくんじゃないかと思います。自分は、その時に会社としてプラットフォームを提供できるところまでを整備して、自らもプラットフォームを使いながら、地元をはじめ地方の自治体や企業さんにも活用して頂けるような取り組みをしたいです。
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Photo_大林直行(101DESIGN)、Edit_Text_多田真文(REDACTION)

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