「子どもたちの“元気”を取り戻したい」サッカー界のレジェンドと企業が復興支援

熊本地震  いまできること熊本地震 いまできること

熊本地震  いまできること

熊本地震 いまできること

熊本の復興を応援する情報支援サイト。NPOや企業の取組を中心に紹介し、被災地と支援の手を繋いでいきます!

現地のいまを知る

「子どもたちの“元気”を取り戻したい」サッカー界のレジェンドと企業が復興支援

2017.08.09

快晴に恵まれた7月23日(日)、熊本県宇城市の『ふれあいスポーツセンター』サッカーグラウンドに、子どもたちの元気な声が響いた。行われていたのは、工業用シール剤・接着剤メーカー『スリーボンド』主催による『復興支援 釜本フットボールフェスティバルin 熊本』。ピッチ上には、小・中学生が約90名。猛暑に負けず、一生懸命にボールを追いかけていた。熱の入った指導をしていたのは、メキシコオリンピック(1968年)で得点王に輝き、日本代表の銅メダル獲得に大きく貢献したサッカー界のレジェンド・釜本邦茂さん。そして、守備の要として日本代表でも活躍した秋田豊さんだ。

たくさんの小・中学生が参加した今回のサッカー教室

「地域貢献活動として、これまで10年以上に渡り、釜本さんとタッグを組んで、世界中でサッカー教室を開催してきました。今年から『釜本フットボールフェスティバル』という名称に変え、今日が2回目の開催となります」と話すのは、株式会社スリーボンドホールディングス常務取締役の赤坂昌良さん。企業の業務内容とサッカーは、まったく関係がない。しかし、世界中に拠点を持つ『スリーボンド』は、「地域で仕事をさせていただいてますから」(赤坂さん)と、スポーツ支援や環境保全といった社会貢献活動に積極的に取り組んでいるという。

株式会社スリーボンドホールディングス常務取締役・赤坂昌良さん。「当社はいろんな地域に会社を持たせていただいています。その地域への貢献のために、環境やスポーツ振興などさまざまな社会活動も行っています」

そして釜本さんは、自身にとって「熊本は特別な地」だと教えてくれた。
「私は熊本へ何度も来ています。初めて来たのは、もう半世紀前。京都府立山城高校時代に、熊本で開催された国体(1960年)に出場し、優勝しました。試合会場は、この宇城市内にある松橋という地域でした。だから、熊本は本当に思い出の場所なのです。地震で大きな被害を受け、本当に心が痛い」。

サッカー界の伝説的プレーヤー・釜本邦茂さん。「このフェスティバルでは、将来、世界に通用する選手が育つことを考えて、いま身につけておいてほしいことを子どもたちへ伝えています」

赤坂さんと釜本さんは「熊本でサッカー教室を開催して、地域の方々を元気づけたい」という気持ちを、早くから抱いていたという。
それから、縁があって熊本での開催が決定。こういった場を後輩にも経験してほしいと、釜本さんは元日本代表・秋田さんへ声をかけた。
「サッカー界において、釜本さんは崇高な方。そういう方に誘っていただき、こういうイベントに参加できることは、本当に喜ばしいことです。今日、参加している子どもたちの中には、家族に何かあった子、グラウンドなど練習環境を失った子もいるかもしれません。今日のような機会で、笑顔を与えられたらいいなと思います。その中で、彼らが将来サッカーをやっていきたいと思ったり、サッカー選手になるためのベースの部分を与えられたら嬉しい」と秋田さんは意気込みを語ってくれた。

子どもたちに混じって駆け回り、エネルギッシュに指導していた秋田豊さん

今回、早めに熊本へ到着し、地震の被害が酷かった益城町などを見て回ったという釜本さん。
「地震発生から1年以上が経ちましたが、復興と言えるのは、まだまだ先だと感じました。また、仮設住宅をグラウンドに作ったことで、子どもたちがサッカーをできなくなったという話も聞きました地震の影響で、子どもたちがスポーツをできる場所がなくなることは本当に悲しい。何か力になれればと考えています」と、今後の支援も見据えているという。

最後に、3人がそれぞれ考える「いまできること」を聞いてみた。

赤坂さんは企業人として、地域に貢献できる企業像を話してくれた。
当社は、熊本地震発生後、本社にあった備蓄品をすぐに熊本の支社へ福岡経由で支援物資として送りましたおかげで、近隣の方々へ配ることができたと聞いています現在も、各事務所に物資を備蓄しています。どこで何が起こっても、すぐ対応できる体制を整えておくことが大切です。災害が起こってから一生懸命やるのではなくて、予め準備を万全にしておくそういう意識を、地域に根ざした多くの企業が持っていれば、地域にとっての大きな力になるはずです」。

秋田さんは、ひとりの父として、家族でやってほしいことを訴える。
災害など何か起こったら、家族がどこに集合するかを決めておいてください。私は仕事柄、出張に行くことが多いので、家族での決め事や意思疎通は特に重要だと考えています」。

釜本さんは今日のサッカー教室へのありったけの想いを込めて、力強く話してくれた。
子どもたちの笑顔を生み出すこと。そのために、我々はどんな準備でもやります」。

できることを、できる人たちと一緒に。
『スリーボンド』と釜本さんたちの支援活動は、被災地のために「いまできること」が、まだまだたくさんあることを教えてくれた。

サッカーというスポーツを通して、みんながつながったこの日。生き生きとした姿は、熊本の復興の大きな後押しになると感じた

いまできること取材班
文章・撮影:高野正通

このコンテンツパートナーの他の記事

  • 西日本新聞 ニュース
  • ファンファン福岡
  • avanti
  • 福岡テンジン大学
  • アナバナ
  • KIJI その一杯が食べたくて。
  • OREOKA.COM
  • モサオの福岡うまぃ店
  • 津屋崎ブランチ
  • Y氏は暇人
  • BOND
  • KOO-KIブログ
  • piQ
  • 九州お仕事モール
  • 能古島の歩き方
  • 未来会議室
  • いとゆる(糸島ゆるゆるライフ)
  • シティ情報ふくおか
  • #FUKUOKA
  • 糸島パラダイス(糸島観光ガイド)
  • 古賀すたいる
  • 西新商店街
  • SWINGS
  • INOUT TIMES
  • i.Design
  • TRIP OFF
  • 下野弘樹図鑑
  • Future Studio 大名
  • カクカクシカシマ 〜こういうことです志賀島〜
  • クリップ佐賀
  • 佐賀ポータル
  • 福岡移住計画
  • 3代目大名小僧の冒険
  • asianbeat FUKUOKA
  • アレルギーフリー食
  • 九州旅ネット
  • 哀れ飯〜結婚までの道のり〜
  • カゴシマニアックス
  • 福岡大百科
  • mymo
  • デクラス糸島
  • 熊本地震  いまできること
  • ベネの福岡!
  • KARNEL(カーネル)
  • サイエンスWAO