【香春町ぐらしトライアルウィーク滞在レポート】「学校も地域もいい環境!」子育て環境に納得の笹原さんが気になるのは“母親の働きやすい環境”

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【香春町ぐらしトライアルウィーク滞在レポート】「学校も地域もいい環境!」子育て環境に納得の笹原さんが気になるのは“母親の働きやすい環境”

「香春町ぐらしトライアルウィーク」とは、福岡県田川郡香春町に短期滞在しながら、移住やこれからの暮らしを考えるプログラムです。実施主体である香春町から委託を受け、福岡移住計画が実施します。この連載インタビュー記事では、トライアルウィークに関わる人たちに聞いた香春町の魅力や移住のヒントをお届けします。

生きる力が身に付く田舎で子どもを育てたい

『香春町ぐらしトライアルウィーク』3組目の参加者は名古屋市在住の女性(笹原さん)。大学の事務職で働く笹原さんは、2人の子どもと一緒に7日間参加しました。最後の週末には旦那さんも参加。家族みんなで田舎暮らしを体験してみた感想を聞きました。

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今回のトライアルウィークに参加されたのは、子育て環境としてどんな田舎なのか気になったからですか?

はい。それも理由の1つです。子どもたちには、生きる力とか、自分で切り開く力を身につけて大きくなってほしいと思っていて。そのためにも里山のように自然が豊かで、伝統的なヒトの知恵なんかも学べる田舎の環境で子どもたちを育てたいなと思っているんです。『香春町ぐらしトライアルウィーク』の募集はSNSでたまたま見かけたのですが、イメージしていた田舎っぽさがありました。

よくよく見てみると、夫の実家の近くだったんです。でもそこは割と市街地化していて街なんですね。こんな田舎風景がそばにあるとは彼も知らなかったので、ますます香春町での田舎暮らしを試してみたくなって応募したんです。

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農的な暮らしというのは、子供達のためだけではなくて私自身も気になっていて、自然農とかパーマカルチャーを学べそうな場所で暮らしたいな、というのも考えているんです。農家になりたいというよりは、自然や環境が循環するような中での暮らしをしたいと思っていて。食べ物も自分たちで作ってみたいんですね。今も名古屋では築50年近い平屋の古民家に住んでいるのですが、もっと田舎がいいなあと思っているところでした。

香春町に来てみると、イメージしていた通りの里山の田舎っぽさがありました。そして道路や鉄道の交通アクセスも良くて、ちょっとした買い物もできたり都会的な利便性もありながらも、少し小道に入るとガラッと田舎風景になるというバランスが魅力だなと思います。完璧に田舎過ぎないんですね。

子育て環境として、どんなところが特に印象的でしたか?

見学させてもらった小学校がすごくいいところでした。都会にはない少人数制で、田舎だからといって都会より勉強が教えられない環境ではないなと感じました。たとえばパソコンが生徒に1台ずつあったり、音楽室にはオルガンが人数分以上あるというように設備も揃っていて。教育が生徒1人ずつにきちんと行き渡っているなと感じられました。

英語を教えているところも見学させてもらったのですが、都会で見た環境よりもこちらの方が子どもが自発的にしっかり勉強できる環境なのかなと思いました。内容が都会と違うということも無さそうだし、むしろ生徒たちを見る限りでは、この学校では自分でちゃんと考えているなと感じました。

大きい学校だと人数が多い分、先生にあてられない生徒もいますよね。でも人数が少なくて確実にあてられるからか、人前で発表することにもみんな物怖じせずに積極的で。挨拶もしっかりしていました。それに建物もきれいで温かみのある雰囲気だったし。すごくよかったですよ、本当に。

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それから地域の方たちも親切にしてくれました。子供たちも楽しく過ごしていましたよ。自分の特技を隠してオープンに見せたくない人もいると思うのですが、出会った方たちにはそういう閉じた感じはありませんでした。それよりも“みんなにできるようになってもらいたい”というのがとても伝わりました。例えば農業のやり方をすごく親切に教えてくれたり。そんな地域環境を子どもたちに用意してあげるのって、都会だとなかなかできないことだと思うんですね。

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子どもたちのための環境としてよかったんですね。ところで、笹原さんは元はアパレルブランドのショップで働いていて、田舎でお店やゲストハウスをやることにも関心があるそうですね。働くお母さんにとってはどんな町でしたか?

大人感覚的には、まず家賃がものすごく安いことに衝撃を受けました。今回、物件もいくつか見学させてもらったんですよ。今の古民家と比べると金額差に愕然として…(笑)

母親としては、子育て支援の政策的な部分をもっと強化してほしいと感じました。子どもの医療関係とかいろいろな面がありますが、たとえば放課後に子どもを預かって母親が働きやすくするとか。香春町には学校で子どもを預かる有料の“学童保育クラブ”がありますが、支援が手厚い名古屋市ではそれを“トワイライトスクール”といって無料でやっています。やっぱり細かい制度を具体的に比べて見てしまうんですね。でも、こうした支援がもっと充実すると、頼れる親戚がすぐそばにいない移住ママたちにとって、もっと働きやすい町になると思うんですよね。移住した後に母親になる人たちにとっても。

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町が人口を増やしたいなら、母親が子育てと仕事をしやすい環境を整えるといいと思うんです。今回、町役場の人たちにもそんなお話をしました。トライアルウィークだからかもしれませんが、役場の人と直接話せるこの距離感はいいですね。

やっぱりどの町にも、魅力も課題もあると思います。そこで町が課題をどういう風に認識していて、これからどうしていくのかを、私は知りたいなと思うんですね。例えば制度が“今はありません”というのは、いいんです。“じゃあ、どうするの?”というビジョンが大事で。香春町は魅力はたくさんあるので、課題の部分も積極的に発信してほしいと思います。私もきっと見ているので!

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※笹原さんご家族

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※トライアル後お子さんから絵日記をいただきました。

この1週間は、子どもたちが本当に楽しんで過ごしていました。今回来てみて一番良かったポイントはそこですね。毎日たくさん走り回って、すごく思い出に残ったんじゃないかなと思います。

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