INTERVIEW:だんご庵 季彩 内村豪志 -「佐賀県の食材で作った和菓子を、もっと身近に」和菓子とサッカーのコラボ作品でファンを魅了

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INTERVIEW:だんご庵 季彩 内村豪志 -「佐賀県の食材で作った和菓子を、もっと身近に」和菓子とサッカーのコラボ作品でファンを魅了

INTERVIEW:だんご庵 季彩 内村豪志 -「佐賀県の食材で作った和菓子を、もっと身近に」和菓子とサッカーのコラボ作品でファンを魅了

スポーツ観戦を楽しむのに欠かせないものといえば、冷たい飲み物と出来立てのスタジアムグルメですね。試合が始まる前に、ビール片手にその日の気分でグルメを調達。自分の席に座った時点でもうすでに楽しい。全国各地のスタジアムでは、ご当地フードを楽しむことができ、焼き鳥や唐揚げ、夏はかき氷やアイスクリームといった定番モノも人気。


今回お話をうかがったのは、2014年からサガン鳥栖のホームゲーム時にベストアメニティスタジアム(ベアスタ)で店を出されている「だんご庵 季彩」の店主・内村豪志さん。「スタグルでだんご? 和菓子?」と思われるかもしれませんが、クリーム色の販売カーを、ベアスタで見かけたことがある方も多いはずです。

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だんご庵 季彩が、多くのファンに愛されている理由の一つ。それは、写真ように毎回異なるテーマで制作される上生菓子です。

お店のTwitterに、新作上生菓子の全貌が明かされるのは、決まって試合開催日の早朝ですね。もしかして、夜を徹して作業されているのですか?

そうなんです。”練り切り”という生菓子の特性上、保存がきかないので、その日販売する分を前日の夜から朝にかけて製作しています。

徹夜明けでスタジアムでの販売もして、となるとかなり大変ですね?

大変ですが、いつも必ず買いに来てくださるお客様が大勢いらっしゃって、その方々に喜んでもらいたいので毎回乗り切ることができています。実物を見て驚くお客様の表情を見たり、Twitterに写真をアップして楽しんでくているのを見たりすると、『次はどうやって喜ばせようかな』とやる気が湧いてきます。

お菓子を買った方のツイートを見ていると、似顔絵入りの紙袋と一緒に写っているのが多いですね。

おかげさまで、選手の似顔絵もご好評いただいています。お客様の中には、サガン鳥栖の練習を見に行った際に、紙袋を持参して選手のサインを書いてもらう方もいらっしゃるんですよ。選手との交流にまで活用していただけて嬉しいです。昨年ベアスタで開催された『九州レジェンズvsユベントスレジェンズ』の際、来日したダヴィド・トレゼゲ選手に、うちの商品を買ってプレゼントしてくださった方がいて、まさか海外のスター選手の手元に届くとは!とビックリしました。

スゴいですね! それにしても、手作業での製作だけでなく、毎回違ったモチーフでアイディアをひねることも大変だと思いますが、どんなプロセスで製作されているんですか。

1シーズンにホームゲームは約20試合ありますが、日頃からチームに着目していると、シーズン中いろんな話題があがります。なので、その時々であがっている話題をもとに考えています。通常の営業時に、常連のお客さんとサガン鳥栖の会話をしている中で、アイデアが浮かぶこともあります。選手の誕生日や、ケガからの復帰、代表選出、連勝、話題のプレーなど、ネタは豊富です。また、和菓子には、春は桜餅、夏はわらび餅といったように四季折々の素材を用いて季節を表現するという魅力があります。上生菓子を作り始めたのは、自分の腕を上げるためと、”サッカーで四季を表現できたら最高じゃないか?”と思ったことがきっかけです。

サッカーの話題を表現した和菓子なんて、今まで無かったでしょうしね。では、今シーズン最も評判の多かった”作品”は何ですか?

やはり、『ヤットvsとっと』ですね。あんなに奇抜なアイデアが受け入れられるとは、自分でも正直驚きました。(笑)

▼ガンバ大阪戦で販売された上生菓子

「鳥団子 連勝祈願編」
・ヤットvsとっと(粒餡)
・ガンバボーイウサミvsウィントス(梅餡)

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いやあ、これを見たときは僕も笑ってしまいました! 対戦相手であるガンバ大阪の選手とマスコットのコラボ! アウェイサポーターさんからも好評だったのでは?

そうですね。対戦相手のマスコットをモチーフにした時は、マスコット好きのアウェイサポーターさんも買って行ってくださいますね。ホームとアウェイ、分け隔てなく楽しんでいただけて何よりです。

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お客さんを楽しませながら、ご自身でも楽しまれているんですね。絵を描いたり、物を作ることは、もともとお好きだったんですか?

子供の頃から絵を描くのが好きで、美術の道に進みたいと考えていましたね。実はスポーツも好きで、高校まではサッカー、水泳、野球などいろんなスポーツを経験しました。

え?それは意外でした(笑)。まさかサッカー経験者だったとは!

小学生の頃から、地域のサッカークラブに所属してすごく頑張って練習していました。左利きなので重宝がられ、試合では左のサイドアタッカーとしてシュートばかり打ってました(笑)。Jリーグも1993年の発足時からテレビでよく見たり、ダイエーホークスの試合もよく見に行ったりスポーツ観戦は大好きですね。

サッカー経験者でスポーツ観戦がお好きで、Jリーグのスタジアムでご自分のお店を出されているなんて最高ですね! ところでベアスタグルメには、どういった経緯で出店されることになったんですか?

朝倉の和菓子屋さんで7年ほど修行し、独立と同時に鳥栖市へ移り住みました。サガン鳥栖の試合を見に行ったのは、その年が初めてでした。転居した際に市役所から招待チケットをいただいたんです。その時は、さほどのめり込まなかったのですが、もともとサッカーが好きで、普段和菓子に接する機会の少なそうな方にも和菓子の良さを知ってもらいたかったので、スタジアムグルメに出店することに興味を持っていました。スタジアムには若い方が多く来られますし、サッカーのスタジアムに和菓子のお店というと珍しいので、面白がってもらえるのでは、と。すると、2014年シーズンが始まる前に出店の話をいただき、それがきっかけになりました。

2014年といえば一時は首位に立った激動のシーズンですね。出店1年目はいかがでしたか?

開幕してから3試合目の出店で、”サガン子さん”に目をつけていただきまして、Twitterやブログで紹介していただいたんですよ。サガン子さんは、観戦に来たら必ず寄って下さっていて、本当に良くしていただいています。Twitterを活用してお店の情報を発信するのを勧めてくださったのもサガン子さん。彼女のような若い女性が他にもたくさん来店してくださるので、ベアスタに出店して本当に良かったです。2年目は”ハム&ソーセージ工房 ibusuki“さんの隣で営業することになりまして、店主の指宿さんと競い合うように、毎試合特別メニューを販売していました。指宿さんが毎回すごいメニューを仕込んで来られるので、負けじとこちらも頑張れました。今、こうしてお客さんに楽しんでいただけているのは、運良く指宿さんとご一緒できた経験があってのことだと思っています。

関連記事:【インタビュー】鳥栖サポ・サガン子「鳥栖のファンは眼差しが温かくて、スポーツなのにどこか牧歌的な空気がスタジアムに漂っている」 | 外部サイト:クリップ佐賀

Twitterで毎試合スタグル情報を発信されているサポーターのサガン子さんや、ベアスタグルメ名物ともいうべき大人気のホットドッグを販売されていた指宿さん。3年の間に貴重な出会いがあったんですね。

サガン鳥栖のファンやサポーターは本当に温かい方が多いですよね。アウェイサポーターへの対応も親切ですし。スタグルと試合を楽しみにベアスタへ来られる方々に喜んでもらうために、ベアスタグルメを盛り上げていきたいです。

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関連:#ベアスタグルメの画像 ( twitter / Instagram

内村さんから見てベアスタグルメの魅力は何だと感じてらっしゃいますか?

色んなお店があって、メニューがユニークなことですね。定番もののスタグルや、うちのような珍しい商品を扱っているお店など、バリエーションが豊富だなと思います。当店は地産地消をモットーに佐賀県のお米など、地元の食材を使用していますが、ベアスタに来れば九州各地の味が楽しめるのもいいですよね。また、個性の強い店主さんやお店がたくさんあって、お客さんと仲良く会話されている光景をよく見かけます。都市広場なら、チケットがなくてもスタジアムグルメを楽しめますし、実際、試合前のまだお客様が少ない時間帯に、スタグルだけを目当てに来店される方もいらっしゃいます。

スタジアム近くにお住まいの方でしょうかね。サッカーに興味がなくても、近所でグルメフェスが開かれていると思えば行きたくなりますよね!しかも月2ペースで。それがスタジアム観戦のきっかけになれば素晴らしいことですね。

サッカーにまだ興味のない方が、サガン鳥栖に触れてもらうきっかけ作りをスタグルが担えればと思っています。鳥栖市の人口は少ないですが、ファンはまだまだ増やせるはずですし、クラブが掲げる”世界一のクラブになる”という夢を全力で支えていきたいです。

今回取材させていただいたお店

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佐賀県産粳(うるち)米の手づくり作りたて串だんごなど、地元の食材を使用した季節の和菓子を移動販売。

だんご庵 季彩
出店エリア:佐賀県一円、筑後地区
営業時間:早朝18時ごろ
TEL:080-2799-6822
詳しくはお店のTwitterをチェック! @00kisai

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ウメダユースケ
1986年生まれ。PRライター/デザイナー。高校時代にイギリス留学を経験。本場のサッカー文化に触れ、スポーツで沸く街の姿に感動。日本の地方都市にもそんな街を作りたい!と一人でも多くの人がスタジアムに足を運んでもらうべく、観戦未経験者に向けた記事の執筆や販促物・WEBサイトなどを制作している。Clip! STADIUMのほか、「SPORTSとLOCALISM」にてスポーツと地元愛の交わる場所を取材し発信。
Twitter:@sponsoccer
Mail: こちらまで
 

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