女性議員に期待することは、「新たな価値」の創造女性議員を増やす鍵は?~フクオカ働く女性白書vol.9「女性の政治参画」②

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女性議員に期待することは、「新たな価値」の創造女性議員を増やす鍵は?

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「もっと政治の現状や仕組みを知りたい」人9割

国会議員に占める女性割合は13.7%。九州では、たった1人だ。女性は政治に不向きなのか? 今年5月「政治分野における男女共同参画推進法」が施行されたこともあり、アヴァンティ「働く女性研究所」で調査した。すると、フクオカの働く女性は、政治的関心が高いことがわかった。9割の人が政治について知りたいと思っているし、7割の人が友人や家族と政治を語っている。

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また、「もし議員になったら実現したい政策」(自由回答)に関しては、子育て施策が最も多く、女性への支援や地域の元気づくり、環境問題等、「人や社会に優しい政策」の回答が目立った。

女性議員に期待することは、「新たな価値」の創造

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女性議員が増えるメリット【表3】は、「女性の視点が加わることで、新たな価値が生まれる」75.7%がトップとなった。次いで「女性の声が反映されやすくなる」50.0%、「男女問わず仕事と家庭の両立を優先しやすい社会になる」47.6%となった。

女性議員に対し、女性の視点を活かした「新たな価値」の創造、誰もが生きやすい社会変革への期待がある。

昨年話題になった熊本市の子連れ議会については、「賢明ではなかった」「私は反対」という意見も多かったが、子育て女性の政治参画に対して「問題提起をした」というプラス評価も一定数あった。

女性議員を増やす鍵は何か

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もしあなたに出馬依頼があったら【表4】2割弱が出馬に前向き。約6割は「断る」と答えた。

では、その理由は?

出馬に前向きな意見から。「政治の力が、色んな物事を動かすきっかけになると思うので、より良い社会を作る機会があれば、活動してみたい。」といった、力強い回答。

消極的な理由では、「知識がない。」「リーダーになる素質ではない。」等、「自分の能力が政治家向きではない」という回答が多かった。また、家庭と議員活動の両立の困難さも挙げられた。

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本年6月にアヴァンティ働く女性研究所の登録者2300人、及び、アヴァンティのFBページから呼びかけ、回答を得た。有効回答数103.回答者は24歳から69歳までの働く女性。平均年齢44歳。◆職業 会社員:32%、公務員:2%、団体職員:7%、自営・フリーランス:18%、経営者2%、派遣社員・契約社員5%、パート・アルバイト22%、無職7%、その他5%

ではどうすれば女性議員は増えるのか?「女性議員を増やすために必要なこと」【表5】に対しては、「周囲の理解・協力」が67.0%と最も多く、「有権者の意識改革」49.5%、「議員活動と家庭生活の両立支援」35.9%となった。

女性議員を増やす鍵は、周囲や有権者の意識改革、支援制度の整備・拡充である。だが、「女性の政治参画」に対し、私たち女性の心の中にも「見えない壁」があるのではないか。この「壁」をいかに壊していくか。

新しい政治は新しい「政治家像」から

当誌の読者たち、しかもわざわざアンケートに答えてくれた方々ですから、「平均的な女性たちの意見」とみるわけにはいかないのですが、皆さん政治への関心も参加意識も高く、頼もしいです。

女性議員が増えることのメリットもじゅうぶん理解しておられますし、選挙に出てほしいと依頼があったら前向きに考えると答えた方が約20%おられるのも素晴らしいです。

他方で「興味があるが自身の知識不足が心配」や「リーダーになる素質ではない」など、ご自分の能力が政治家向きではないなどの消極的な意見も多いですが、いったいどんな能力や経験が政治家向きなのでしょうか?利権の分配や昔ながらのしがらみの調整に優れていることでしょうか?そんな政治はもう要らないのでは。

育児や介護で頑張ってきたこと、PTAや市民運動での活動、仕事と家庭の両立で苦労したこと、そういう生活者としての女性の視点を生かせる政治が今こそ望まれているのではないでしょうか。

女性は、雇用が不安定で「終身雇用」など保障されない状況がありがちですが、だからこそ選挙にチャレンジしやすいと逆に考えることもできます。新しい政治は、新しい「政治家像」から。皆さんぜひ、前向きに考えてほしいですね。また、ご自分が選挙に出るのではなくとも、地元や周囲の、新しい政治を目指す女性たちをいろいろな面からサポートするのも積極的な政治参加の一つのかたちです。女性の力で政治を変えていきましょう。

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大阪大学大学院
人間科学科人間科学部教授

牟田 和恵 さん

社会学・ジェンダー研究者。著書に『部長、その恋愛はセクハラです!』(集英社新書)など。今年7月、福岡で開催された「福岡・女性議員を増やす会」主催のイベントで基調講演をした。

「avanti 働く女性研究所」では、福岡の働く女性の「いま」をリサーチしています。
前回は、「旅」についてのアンケートを実施しました。
記事フクオカ働く女性白書vol.9「女性の政治参画」①

アンケート結果に関するお問合せは「avanti 働く女性研究所」まで
TEL: 092-724-3226
E-mail: labo@e-avanti.com

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